―― 自己紹介をお願いいたします。

はじめまして、妃宝と申します。まずは、いつもご依頼いただいている皆様へ、心より感謝を申し上げます。お苦しい想いや葛藤、そして大切な願いを私にお預けくださり、深くご信頼をお寄せいただいていること、誠にありがたく思っております。

私は幼い頃から霊的なものを扱う現場を数多く見てきた中で、自然と霊能者の道を歩むことになりました。人の心に影響を与える存在の言葉や意図を読み解き、その時期や望み通りの結果に辿り着くための御神示をお伝えすることに長けています。また、口寄せの力も強く、お相手の本音や考え、その性格や性質を見抜くことも得意です。

どのようなことも、不安に思わずにお打ち明けください。私はいつでも、あなた様のお幸せを心から願います。

―― 霊能者になったきっかけと、記憶に残るスピリチュアル体験を教えてください。

◆霊能者になったきっかけ

幼い頃から、私は霊的な世界に囲まれて育ちました。祖母は高名な霊能者であり、その名声は口コミで響いていたようで、家には祖母との縁を求める人々が遠方各地から訪れていました。当時は電話で鑑定することなどはなかったので交通費を出してわざわざ霊能者のもとに訪れる人が多かったのですね。

そんなに広い家ではなかったので私も自然とお話を聞いていたり、不思議な現象を見たりすることも多く、自然とその中で霊的な感覚を磨いていくことになりました。敷地内に祀られた神々へ、毎朝毎夕、祖母とともに深い祈りを捧げ、ご祈祷にも同行したり。幼い私は、神々の御神示に耳を傾ける一方で、感覚が鋭すぎたために、人の生き死にに関わる余計なものまで見聞きし、高熱に悩まされることもしばしばでした。

祖母は祓いや清めに優れた力を持つだけでなく、縁を結ぶという稀有な力を持つ人であったために、恋情や愛憎に苦しむ人々が特に多く家を訪れたので、その鮮明なエネルギーや、もやもやとした黒いものは幼い私にとって刺激が強すぎたのでしょう。高熱に苦しむ私を、祖母はいつも優しく祓い清め、すぐに元気を取り戻させてくれたのですが、今振り返ると、私が波動修正や運命の糸を紡ぐ手技に長けているのは、幼少期に祖母の手技を間近で、そして手厚く受けていたからこそだと思います。

祖母の手には、人々の運命を優しく紡ぎ織り上げる力が宿っており、悪しきものを払い清めるその光景や空気の変化は今でも鮮やかに心に焼き付いています。私は祖母の影響を深く受け、自然と霊能者としての道を歩むこととなりました。「真っ直ぐ誠実に生きることは高次元の存在と深く信頼を築くための重要な要素」。祖母からの教えを守ることはとても大変ではありますが、多くの方のお幸せの声に励まされながら続けることができています。そして今、こうして皆様とお会いできたことを、大変光栄に思っております。ありがとうございます。

◆記憶に残るスピリチュアル体験

9歳の頃の夏、昼下がりのことです。祖母の部屋にご相談者さまが訪れており、私はお茶を運ぶために部屋へ向かっていました。襖の前まで来た時、ふと何かがそこにいるのを感じました。それは姿こそ見えないものの、泣いているような何かを引きずるようなカタカタした断続的な音が耳に響き、同時に食べ物が腐敗したような不快な臭いが鼻をつきました。恐怖で足がすくみ、動くことができなくなった私は、その場に立ちすくんでしまいました。

その様子に気づいた祖母が、静かに私に向かって「まっすぐ歩いておいで」と優しく声をかけてくれました。祖母の言葉には、私にとって優しく、そして力強い響きがありました。怖いながらも襖をあけて祖母の部屋に入ると、彼女が祈りで使う道具を鳴らしながら祈りの言葉を唱え始めたのが見えました。すると重く澱んだ空気が徐々に軽くなり、私の心の中に広がっていた恐怖が次第に薄れていくのを感じました。何かが静かに消え去り、部屋の空気が清らかに澄んでいくことを感じたときに、私の心の中にただの恐れの代わりに、深い愛と許しの感覚が広がるのを感じました。祖母は私を見つめ、「もう何も怖くないからな」と、優しく微笑んでくれました。

この体験はちょっとしたことなのですが、私にとっては単なる恐怖心の克服ということではなく、目に見えない存在と向き合い、それを乗り越える力を教えてくれた瞬間だったと記憶しています。このときの祖母の所作、そして示してくれた愛と力強さが、私の中に鮮明に今でも記憶されています。

―― どのような占術で鑑定を行うのでしょうか？また、得意な占術があれば教えてください。

主な占術は霊視です。得意なものは口寄せや降霊術で、お相手の本音や隠された真実、そして望みに向かうための手がかりを拾い上げていくことが得意です。波動を高め、運気を底上げする開運術や、喪失の悲しみを癒やし、別人のように変化して新たな道筋へと導く特殊な手段も得意としています。これらは、祈祷師の血筋に連なる者ならではの技法だと思っています。

ご縁は、表面上の結びつきではなく、御先祖様同士が高次元で話し合い、その結果として決められるものです。私はそのご縁を、ご相談者さまの成長や動きを条件に交渉しながら編み上げていきます。供物や甘露をお供えし、御神示をいただきながら、繊細にそして確実に織り上げていくのです。ご相談者さまとの信頼関係がなによりも大切なので、委ねていただければいただけるほど流れを織りやすくなりますね。

―― 先生の霊感はどのようなお力ですか？

私の霊感は、魂の深奥に触れ、その方の本質や運命の流れを読み解く力です。単に未来を予見するだけではなく、ご相談者さまが無理なく自分らしさを保ちつつ、最適な選択肢を選べるよう、可動域を考慮した提案を降ろします。また、「同じことを繰り返す」状況から抜け出すためのアドバイスもご神示の中には含まれていることが多いです。

ハイヤーセルフは支配的な存在ではなく、ご相談者さまの意向を尊重しながら環境を照らし、進むべき道をサポートする存在ですから、私はその領域を尊重し、ご相談者さまにとって信頼できる相談相手であり続ける審神者であることを意識しております。

まずはご相談内容を伺い、その中から必要な情景を降ろし、お相手の気持ちを紐解きながら、現状を変えていくお手伝いをさせていただくイメージです。私の鑑定は、大量の情報が一度に流れ込むことが特徴ですが、的を絞ってご相談者さまに最も必要な情報をお伝えすることが大切だと思っています。

また、セッション中に吐き出していただいた想いは、すぐさま浄化を行っていますから、鑑定後すぐにお相手から連絡が来るなど、現状が動きやすくなるとの報告も多くいただいています。これについては浄化のエネルギーが持つ強力な効果の一端だと考えます。

―― 今まで成就されてきた御相談で印象深いものはありますか？

印象深いご相談のひとつは、5年間ブロックされていたご相談者さまが、魂対話と浄化を通じて、気付きと誤解の許しを重ね、2年後にブロックが解除され、最終的にはご結婚まで至ったケースです。

ブロックされている期間が長かったため、何度も「こんなことをしていていいのか」「全く無駄なことでしかない」とおっしゃっていたご相談者さまが、挫けそうになる心と戦いながら、過去のエピソードを私と一緒に紐解いていきました。

その過程で、彼の本音や愛情を理解するにつれ、ご相談者さまはまるで別人のように変わっていかれました。そして、「実は愛されていた」と気づかれた時、さらに彼がいなくても自分自身を愛することができると実感なさったのです。

その結果、彼に対して真心からの感謝と愛情の気持ちが自然に灯り、その後しばらくして彼のブロックが解除されました。その時ご相談者さまはすでに精神的に成熟されていたため、すぐに感謝と謝罪の気持ちを伝えることをなさり、お二人は逢瀬へとつながりました。

その後、復縁されたお二人はすぐに事情を片付け、切望していた挙式へ。籍を入れる日の前日に、わざわざ私にお時間をくださいました。そこでご相談者さまは、「愛を疑ってスリルを楽しむことはやめました」ときっぱりおっしゃいました。

愛が怖くて娯楽としてしか扱えなかった自分を認め、受け入れ、許した瞬間に立ち会うことができた時、私は、人と人との距離は単に肉体的なものや言葉のやり取りだけで決まるものではなく、精神的なつながりによって決まるのだと深く実感しました。

想いを受け止めることで相手と同化し、真実の愛を心に灯すことで、目に見える現実も変わっていく法則は誰も同じように適応されるのだと確信しています。お相手を敵にせず愛する人としてどれだけ信じられるかに全てがかかっていることを現されるこのようなご様子は、何度体験しても深い感動を覚えます。

他にも多くのエピソードがありますが、今一番印象に残っているものとして、こちらのエピソードが当てはまりますね。

―― 普段のご鑑定で心がけている事は何かありますか？

普段の鑑定で心がけているのは、ご相談者さまとの深い信頼関係を築くことです。信頼がなければ、霊的なエネルギーも正しく流れることはありません。私は常に、ご相談者さまが安心してお心を開けるよう、真心と誠実さを持って接するよう努めています。

また、私の身体や口、エネルギーは常に清らかに保たれていなければなりません。鑑定の前にはお風呂に水を溜めて身を清め、清らかで締め付けのない服に身を包み、自身を清めてから鑑定に臨むようにしています。小さな虫や新鮮な花を庭から採り、その命を立てることで、深い鑑定に臨む準備を整えています。

また、私の力は非常に強力であるため、ご相談者さまのお相手さまのプライバシーや立場を尊重し、中立性を保つことも特に大切にしています。大量の情報が流れ込んでくる中で、質問へのお答えをお伝えする際には、ご相談者さまが受け取りやすい形であることはもちろんですが、情報を見えたままに過剰に伝えすぎないようにと立ち位置についても心掛けて大切に扱うようにしています。

―― お客様に向けてメッセージをお願いいたします。

人生は、愛と赦しの葛藤であり、それは時に辛く、長い旅路となることがございます。しかし、どうかご安心ください。あなた様を守ってくださっている高次の存在は、常にその旅路を見守り、導いてくださっています。

私は霊視や口寄せを通じて、全体の映像を踏まえたバランスの取れた未来を引き寄せるお手伝いをさせていただきます。ですので、孤独に飲み込まれそうな時は、そのままのお気持ちをぜひ私にお話しくださいね。

浄化とエネルギーの充填は、きしんでしまった現実を動かすための第一歩。常にあなたさまと足並みを揃え、共に最良の方向に向かってサポートできるように全力を尽くします。

魂の成長を促し、ご自身の内なる力を引き出すための導き手として、精一杯お力添えさせていただきます。どうぞお気軽にお声がけくださいね。