―― 霊能者になったきっかけと、記憶に残るスピリチュアル体験を教えてください。

元々、父方の家系が古い祈祷や祭祀に関わるものでした。父はその血を嫌い、お役目から逃げて専門職として働いておりましたが、時々、家族も知らない所で力を発揮して、お役目の一部は果たしていたようです。お役目からは逃げられないので、それならいっそ受け入れて生きていこう。そう思い、今に至ります。

スピリチュアルな体験は多いですが、特に、身内や大事な人の危機が迫った時などは、六感が働くようです。子供が幼い頃、暗くなっても帰ってこない事がありました。近くに川や池もあり、猿やイノシシなどの獣も出るため、警察に通報しつつも、自分でも捜索しました。脳裏に、「〇〇の森の中。右に曲がり、そこで待て」と具体的な場所と、指示が降りたので、そこまで行ってみますと、森の中から、泣きながら歩いてくる我が子を見つける事ができました。この世の方ではない、どなたかの指示であったと思います。

―― どのような占術で鑑定を行うのでしょうか？ また、得意な占術があれば教えてください

霊視と言われるもので、みさせて頂いています。脳裏に映像、動画として情報が入ってきます。お話を伺いながら、背景や現状、少し先の事などを拝見させて頂きます。道具は特に必要としません。

―― 先生の霊感はどのようなお力ですか？

いわゆる霊視と言われるものだと思います。お声だけでも、そこから波動は読み取れます。お相手に念を送る事も出来ますので、応用して思念伝達なども行っております。

―― 今まで成就されてきた御相談で印象深いものはありますか？

友人から、婚約者の男性について相談を持ちかけられた時、直感的に暗雲立ち込めるような感覚がありました。女癖の悪さと、お金のトラブルが見えたからです。友人は結婚について幸せ一杯の心境でしたから、とても全ての真実は言えなかったのですが、一つだけ、「お金、借金とか大丈夫かな？念のため調べてみて」と伝えました。

訝しげな顔をされましたが、友人は私の言葉を信じてくれ、婚約者の背景を調べたのですが、そこで友人には知らされていなかった借金とローンがある事がわかりました。それに付随して、複数の女性が相手にいた事もわかり、結婚は破談になりました。

友人はしばらく落ち込んでいましたが、その2年後、誠実で優しい男性と縁があり、結婚。今も幸せに暮らしています。「あの時、嫌な事も教えてくれてありがとう」そう言われた時、私も嬉しくなりました。

―― 普段のご鑑定で心がけている事は何かありますか？

悩みに大小はありません。そして、どんな御相談事であっても、みなさん悩まれているのは事実。ニュートラルな視点で、誠実に対応させて頂く事を心がけています。

―― お客様に向けてメッセージをお願いいたします。

悩みの中にあると、日々を見失いがちです。心が折れて、もう二度と立ち上がれない！‥と思う苦境にあっても、明けない夜はありません。悩みの中にいる方が、また自身の足で一歩踏み出せるよう、お力添えさせて頂きます。